終活。最後は海に還りたい。海洋散骨とは?

看取りでできること

「私のお墓の前で泣かないでください
 そこに私はいません
 眠ってなんかいません」

千の風になっては私に、最後のときを考えることの大切さを教えてくれました。
終活、皆さんはどのように考えますか?

終活とは「人生の終わりのための活動」を意味し、人生の最期を迎えるための準備を行うこと。単なる死の準備だけでなく、自分らしく生きるための活動。

終活、自分自身の最後を考える

私の生まれ育った家は海の近く。海の香りや潮風を感じ、船の行き交う音が聴こえる場所。海はとても身近なものでした。

そして海が見える場所に先祖代々の墓もあります。祖父母や両親もそこに眠っています。私は離婚しているため、死んだ後は必然的に両親と一緒のお墓…

だけど私の故郷は田舎の方にあり過疎化も進んでいる場所。私が死んだら、子どもたちは遠路遥々お墓参りに来なければならないのか?

私は子どもたちにお墓参りに来てほしいと思っていません。↑の歌詞のように、私はそこにいないのですから。

私の供養にお金を使うよりも、子どもたち自身が幸せに生きるためにお金は使ってほしい。死んでしまった私よりも目の前の人を大切にしてほしい。

私はたまに思い出してもらうだけでも嬉しいし。思い出してもらえなくても、子どもたちが幸せに暮らしてくれた方が幸せだから!

海洋散骨

私の息子は、将来海外で働きたいと言っており、娘も北海道で暮らしたいと言っています。私は九州…

子どもたちの意思を尊重したいので、九州に残ってほしいとは思いません。けれど、子どもたちが私の墓参りに来たいと思ったら?

遠いなぁ…
わざわざ来てもらうもの申し訳ない…
そぉだ!海に還してもらえたら…
海だったら世界中どこでも繋がっている!

海に還してもらえたら、世界中どこの海でも母を思い出すことはできる。母に会いたいときは海に行ったら会えるよ!そう言ってあげたい。

今は海洋散骨という方法もある。私が望む最後は海洋散骨で海に還ること。
最後まで自分の意思で決めることができたら幸せですよね!

※海洋散骨:火葬後の遺骨を粉末化し、海に撒いて自然に還す葬送方法。この方法はお墓を必要とせず、経済的負担が軽減されるほか、生前の故人の意向を尊重する形として注目されています。厚生労働省のガイドラインに基づき、粉骨処理や環境への配慮が求められます。

厚生労働省ガイドライン→https://www.mhlw.go.jp/content/11130500/001321304.pdf
個人向けのガイドラインはないようです。
専用業者に依頼することで手続きもスムーズにできそうですね。

最後はどうしたい?

私はやはりお墓に入りたいとは思いません。死ぬのが怖いとか嫌だというニュアンスではなく、死んでからも自由でありたいという感覚。

狭いお墓の中ではなく、大海原の中を選びたい。死んでからも世界中の海を周れるって、考えるだけで何だかワクワクしませんか?そして子どもたちがどこの国で暮らすことになっても、近くの海の中から応援できるんじゃないかと考えたら嬉しくなります。

死んだらオシマイと思われるかもしれないけど、死んだ後にも夢がある方がいいなと私は思います。

ブルーオーシャンセレモニーという企業は全国的に散骨に対応されているようです。

「死」はタブー視されがちですが、最後まで自分らしく生きるためには、周りに意思をしっかりと伝えることも大切です。
・最後に行きたい場所
・最後に食べたいもの
・最後に着たい服

寝たきりになり、言葉が出なくなってからでは意思を伝えることも難しくなります。後悔なく最後まで自分らしく生きるにはどうしたらいいか?今から考えてみませんか?

そして同じように、ご自身の大切な方の最期についても考えてみると、より人生が充実するのではないでしょうか。死を考えることは生きることを考えることでもあります。

今日が人生で一番若い日です。皆さんが幸せを選んでいけますように!


      
      
           

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